契約って言葉、よく使うけど。実はよく分かっていなかった件。
あー。気が重い。ノリで、ブログ書いて勉強しようなんてことになって。さらにはじめだからって「契約」そのものについて、調べようということになったんだけど。「契約」って、そもそも何かなんて、深く考えたことなかったよ。Wikipedia で「契約」って調べてみたけど、壮大すぎるし・・・
ということで。最近「契約」って言葉が出てきたシーンをまず思い浮かべてみる。
- A:「松阪大輔が、福岡ダイエーホークスと契約したらしい」by 野球ファン
- B:「結婚って、人生最大の契約だよな。。」 by 友人
- C:「それまるで、愛人契約じゃん!」by 友人
- D:「あの新しい契約(社員)のこ、かわいいよな」by 同僚
- E:「家作る時、契約書むっちゃ長かったよ」by 同僚
- F:「今月、全然契約とれてないや・・・」by 営業(の人)
- G:「最近って、何やるにもNDA(秘密保持契約)交わすようになったよねー」by 先輩
- H:「あのシステム開発の発注、ちゃんと契約書終わった?」by 自分
ちょっと考えただけでも、いろいろ出てくるな「契約」って。
ここでもう一度、Wikipedia見返してみた。
3形態とは;
1:単独行為 1つの意思表示により成立する法律行為。遺言、取消し、解除などである。 行政法では処分が挙げられる。 民事訴訟法では訴えの取下げ、控訴の取下げ、上告の取下げなどがある。 刑事訴訟法では公訴の取下げなどがある。
2:契約 2人以上の意思表示の合致により成立する法律行為。日本の民法典では贈与、売買、交換、消費貸借、使用貸借、賃貸借、雇用(雇傭)、請負、委任、寄託、組合、終身定期金、和解を典型契約として定める。ただし、このうち民法上の組合については双務契約説と合同行為説が対立する。行政法における行政契約も含まれる。 民事訴訟法における双方行為としては、管轄の合意、期日変更の合意、不控訴の合意などがある。
3:合同行為 同一の方向に向けられた複数の意思表示を要素とする法律行為。社団法人の設立行為などであり、今日の通説は合同行為を契約とは別に類型化する。
うわ。これ、核心ついてそうだ。。大事なのは;
「2人以上の意思表示の合致により成立する法律行為。」ということか。契約書の最後に、会社名とか住所とか、代表者名を書いて、会社の印鑑を押すっていうのはつまり「合意」を証明するためなんだな。。
さらに「民法」が定める典型契約ってのがあるんだな。
・贈与、売買、交換、消費貸借、使用貸借、賃貸借、雇用(雇傭)、請負、委任、寄託、組合、終身定期金、和解
最初に思い浮かべたA〜Hも、この中に分類できるかやってみよう;
A:「松阪大輔が、福岡ダイエーホークスと契約したらしい」by 野球ファン
→ <所属球団と選手間で結ぶ「雇用」契約>
- 契約更改 - Wikipedia
B:「結婚って、人生最大の契約だよな。。」 by 友人
→ <婚姻は終生にわたる共同での生活を目的とする典型的な身分行為であり、財産法上の契約関係のような特定の目的を達成する限度でのみ認められる結合とは異なる全人格的結合であるとされる> ということは、これは「契約」ではなさそうだ。
- 結婚 - Wikipedia
C:「それまるで、愛人契約じゃん!」by 友人
→ 「愛人としての契約」をすることは、公序良俗に反するから、「契約」として法的には認められなさそう。
- 愛人契約(1/3) 【OKWave】
D:「あの新しい契約(社員)のこ、かわいいよな」by 同僚
→ <所属企業との「雇用」契約>。ただ、一般的に「契約社員」と言う場合、企業側に、長期間雇用する意志が無い場合が多いようです。
- Q6.契約社員について法律上留意すべきことは何ですか。【04.パート・派遣・契約社員】:労働問題Q&A(改訂版)/JILPT
E:「家作る時、契約書むっちゃ長かったよ」by 同僚
→ <建築会社との「請負」契約>
- 請負契約から工事、入居までのダンドリ | 注文住宅の流れ・段取り(ダンドリ)を把握しよう | 注文住宅・土地編マニュアル | SUUMO
F:「今月、全然契約とれてないや・・・」by 営業(の人)
→「注文書」を頂く。という意味で使われていることが多い気がするけど。それでも<顧客との「売買」契約>は成立するみたい。
- 契約書の達人:注文書って契約書なの?
G:「最近って、何やるにもNDA(秘密保持契約書)交わすようになったよねー」by 先輩
→これちょっとわかりませんでした。。典型契約ではないようです。ある契約をする準備段階での約束事について、双方が合意した証拠を残しておく。ということなのでしょうかね。教えて詳しい人!
H:「あのシステム開発の契約書、どこにある?」by 自分
→「請負」契約や「委任」契約を、ケースバイケースで結ぶ。
- ③請負と準委任契約 | IT法務ドットコム 内田鮫島法律事務所
ふー。今後それぞれについて、深堀りしていくかなあ。でも今日はここまで。。
記者さとうについて
そういえば自己紹介がまだでした。さとうです。学生時代にWeb制作のアルバイトしてて、そのままWeb業界に入ってしまった人です。お酒好きです。飲み会大好きです。このブログを起点に、契約とか法律とかに詳しくなりたい人たちが集まって、飲み会できる日がきたらいいなー。って夢想してます。
「契約」って、言葉としてはいろんなシーンで出てくるけど、改めて考えるとなんだんだろう?って思いません? その「?」を「!」に、少しずつ変えていきたいと思ってます。法律の専門家ではないので、間違えてる事あるかもしれません。そんな時は、優しくつっこんでください。よろしくお願いしますー
記者:さとう