契約書のバックデートが、日付偽装? 〜大阪交通局不祥事の件〜
以前、当『SE契約ブログ』でも取り上げた、契約書のバックデートの問題〜「契約日のバックデートについて - SEが契約を勉強してみたブログ」〜。
バックデートに関連して、毎日新聞に下記の記事が掲載されてました;
大阪市交通局:契約書の日付偽装 外部監察が調査報告 - 毎日新聞
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この事件。民営化を目指して、黒字化を達成してきた民間出身の局長と、その周辺での不祥事。。。とか、なにやら強烈な臭いがぷんぷんしてきますが。そのあたりは、2chやsankei等でフォローいただくとして・・・
【社会】大阪市交通局:契約書の日付偽装 外部監察が調査報告 [転載禁止]©2ch.net
大阪市交通局、随意契約の7割で不適正手続き 認識の甘さは認める - 産経WEST
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この件を時系列に整理すると;
・5/17:局長がイベント会社とイベント開催を(口頭で)契約
・9月:イベントの開催の中止を決定
・10月:中止の補填の意味を込め、5/17付で随意契約書を締結
・翌年2月(現在):調査委員会が10月の契約について、不適切ではないかとの疑問を提示
という感じです。
で、毎日の記者が勘違いしてる気がするんだけど。この件、バックデートが「日付偽装」だとして問題視されてるわけじゃないと思うんです。
バックデートした日付の関係性から判断して、契約の内容が「賠償金」的性格を帯びている。という点が問題視されてると思うんです。
まあ、新聞記者さんの気持ちもわからなくはないです。だって、日付をバックデートするって、何やら偽装めいた行為っぽい感じしますもんね。。。でも、そこじゃないでしょー。っていうニュースでした。終わり。