マネジメント契約の美容整形手術禁止条項について
うえだです。
今年も猫が可愛いですね。
今日は、気になったニュース記事から契約書の内容を勉強しようと思います。
楽童ミュージシャン、YGとの契約書に美容整形禁止の条項を入れた理由とは? - ENTERTAINMENT - 韓流・韓国芸能ニュースはKstyle
芸能人と芸能事務所の契約とは
芸能人と芸能事務所の間で結ばれる契約を専属マネジメント契約と呼んだりします。芸能人のスケジュール管理の話や、報酬の話、権利の話などが記載されています。
専属マネジメント契約書 | 著作権・契約書作成なら藤枝法務事務所
美容整形手術の禁止って?
当該ニュース記事によると、その子役タレントは美容整形手術を禁止されているそうです。
甲(芸能事務所)の承認なしに乙(芸能人)が美容整形を受けた場合には、甲は催告なく本契約を解除できる。
みたいな文言が入っているのかなーなんて妄想しています笑
この契約が契約の有効条件(適法性、社会的妥当性など)を満たすのか、私には判断できません。しかし、非常に面白い条項だなと思っています。
というのも、ある芸能人が整形手術を受けているとなると、その芸能人の評判は下がります。芸能事務所としては、「所属芸能人が整形手術を受けていない」と一般大衆に思われたいものです。しかし、ある芸能人が整形手術を受けていないことを証明することは非常に難しいでしょう。
しかし、契約書に美容整形手術禁止条項を追加することで、その芸能人が「美容整形手術を受けていない」と一般大衆に信じさせることが出来たらとても簡単でメリットも大きいですね。「美容整形手術禁止条項が入っていない契約を結んでいる芸能人は整形」みたいな時代が来るのかもしれません。
一般消費者と芸能人の関係
でも、よくよく考えてみると、「ある芸能人が整形手術を受けていた」という事実が露呈することで被害を受けるのは、芸能事務所だけではありません。
ファンも傷つきますよね。
今まで天然顔だと思ってグッズに対して価値を感じていたのに、整形顔だと知ったら価値を感じなくなるということもあると思います。
芸能人とファンとの間の契約で、こういった問題を解決出来たらいいのに。。。。
おまけ
話がそれますが、経済学で勉強するシグナリング、チープトークを思い出しました。
チープトーク的考え方は役に立たないと思いますが、シグナリング的にならこの問題を解決出来るのかなー。芸能人が整形を受けていることが判明した際には、グッズの返品を受け付けるみたいな条項を追加して。